九州大学 21世紀プログラム課程

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九州大学 九大百年

教学方針

教育研究上の目的

21世紀プログラムは、自らの専門性を自律的な学修活動によって獲得し、幅広い学問領域に対する理解を基盤とした特定の専門分野に関する深い専門性を有し、21世紀の政治、経済、科学・技術、社会、文化においてリーダーシップを取る新しいタイプの人材として、従来の学問分野の枠組みをこえて幅広い視野を持ち、現代社会における問題発見、課題設定とその解決能力に優れた“専門性の高いゼネラリスト”を養成する。

教学上の三つの方針(3ポリシー)
学位授与の方針【ディプロマ・ポリシー】

 21世紀プログラムにおいて学んだ学生は、卒業(学位の授与)に際して、次の目標に到達することが期待されています。
・幅広い基礎知識、経験、想像力を持ち、現代社会の諸問題を自分自身の課題として捉えることができる
・国内外を問わずに活動する行動力と卓越した語学力によるコミュニケーション能力を有する。問題解決のためのリーダーシップやチームワークの経験を持ち、問題解決へ向けた優れた実行力を持つ
・自分自身の興味・関心に根ざしたテーマを設定して研究に取り組み、そのために必要な知識や技能を獲得する方法論を理解している
・特定の分野において専門性を獲得しながら、近接する幅広い領域についての関心を持ち、分野の独自性と分野間の共通性を理解している
・研究の成果を論文および口頭で発表する豊富な経験を持ち、社会へ向けてかみくだいた分かり易い説明をすることができる

1.知識・理解
a) [基礎的な知識] 諸学問について基礎的な知識を幅広く修得し、これを相互に関連させ体系化された知識として身につけている
b) [専門的な知識] 社会の諸問題を発見し、取り組むべき課題の設定とその解決のために活用できる専門的な知識を持つ
c) [外に開かれた知識] 国際的な視点で思考し行動するための知識を有し、現代の国際社会が抱える諸問題を理解している
d) [創造を引き出す知識] 従来の個々の学問分野では対応が難しい多様な諸課題に関して、これらの課題解決のために、さまざまな学問分野を有機的に連結した知識を活用できる

2.専門的な技能
a) 様々な学問分野を有機的に連結し、総合的な判断や分析を行うことができる
b) 様々な学問分野についての幅広い基礎的な知識を踏まえ独自の研究テーマを設定できる
c) 設定した研究テーマについて、研究を行うための計画を作成できる。研究の進度、成果および課題を検討し、研究計画の変更や改善ができる
d) 設定した研究テーマについて指導者を見出し、的確な研究指導を受けることができる
e) 研究を行うための専門的な基礎知識を有機的に連結して活用できる
f) 日本語と英語の発想法の違いを理解し、日本語のみならず英語でも論理的な思考ができる
g) 英語に加え、第二外国語の運用能力を獲得し、活用できる。海外の大学において外国語で学修・研究を行うことができる

3.汎用的な技能
a) 調査・研究の成果を専門外の人にも分かり易く説明できる。専門外の研究についても関心を持ち、研究の成果や課題を見出し正しく評価できる
b) 外国の文化や社会を理解し、国際社会とコミュニケーションをとることができる

4.態度・志向性
a) 幅広い分野の学問や研究に関心を持ち、主体的に学ぼうとする意欲を持つ
b) 様々な学問に関して、幅広く基礎的な知識を得ようとする態度を持つ
c) 現代における諸問題を見出し、その解決のために主導的に取り組む姿勢を持つ
d) 幅広い基礎的な知識を有機的に統合し活用しようとする態度を持つ
e) 国内のみならず海外に関心を持ち、国際的な視点で活動しようとする積極性を持つ
f) 社会の一員としての責任を自覚し、幅広い視野を持った市民としての姿勢を持つ
g) 社会の組織に積極的な関わりを持ち、様々な場面で組織をリードする姿勢を持つ

教育課程の編成・実施についての基本方針【カリキュラム・ポリシー】

カリキュラムの基本構造
学生が上記の目標(ディプロマ・ポリシー)に到達するため、学部横断型であること、少人数教育であることを中核とした下のようなカリキュラムを編成します。本プログラムは、既存の大学・学部の教育編成とは全く異なるものとなります。それは大きく分けて次の4つの柱に分かれます。
1.チュートリアル・システム
2.現代社会を捉えるための徹底した基礎教育
3.国際的人材の育成
4.大学外部との交流の促進
学生は自分で立てた研究計画に沿って、研究遂行に必要なカリキュラムを作成し受講することになりますが、そのために教員による個別指導(チュートリアル・システム)を採用します。チュートリアルに並行して、本プログラムでは現代社会のさまざまな問題を考えるための基本的な知識を身につけます。それは、これまで「教養」と呼ばれてきた知識と重なるものがありますが、ここで考えられる「教養」は現実の社会と無縁な知識ではない、知識そのものを組み替えてゆくようなダイナミックな知識です。課題提示科目などでこうした新しい「教養」を学びながら、さらに学年を縦断したプログラム・ゼミによって、表現力や説得力も身につけてゆきます。また、本プログラムの目的の一つである「日本という枠組みの外」を指向する真の国際人の育成のため、専門的議論に必要な語学力を強化し、上の「教養」教育と連動して、「使える」外国語を目指します。その上で、一定の条件を満たした学生に対しては、国際的な視野と知力を身につけるため、半年から1年の海外留学や、短期の海外語学研修を推奨します。さらに、本プログラムで学ぶ学生は、大学の内側と外側とを横断したさまざまな場で学習・研究することが期待されています。このため、国内外の大学での履修科目や、企業や自治体、民間企業(NGOなど)でのインターンシップも、一定の基準を満たしていると認定されれば、取得単位として認められます。
 「基幹教育科目」、21世紀プログラムが独自に開講する科目、九州大学の全学部が開講する専攻教育科目を自由に選択できる「専攻テーマに関わる科目」からカリキュラムを構成します。
 1年次には主として基幹教育科目を履修し、幅広い基礎知識と経験の修得を目指し、主体性およびコミュニケーション能力を高めるために科目選択の自由度を大きくし、特に外国語運用能力の獲得を重視しています。また、専攻教育科目では、2年次生との混合クラスを編成し、課題探求、チーム調査、グループ発表・討論を重視したプログラム・ゼミ(低年次)を履修し、上級生からの刺激を得ながらリーダーシップやチームワーク力を涵養します。また、現代社会の課題や問題を、現場で活躍する外部非常勤講師から直接学び、その解決方法を模索する課題提示科目の履修が義務付けられています。
 2年次、各学部が開講するさまざまな専攻教育科目を自らの関心や問題意識に基づいてカリキュラムを編成し、視野の拡大とともに自分が進むべき方向性を探りながら学修を進めます。また、国際社会が直面する課題意識を課題提示科目によって学び、国際協力といった観点や感性を修得します。
 3年次・4年次では、自ら設定したテーマについて研究を行い、その成果の発表、討論を主体とするプログラム・ゼミ(高年次)を履修します。専攻テーマに関わる科目では、設定したテーマの解明に必要となるカリキュラムを自ら編成して学修・研究を進め、最終的に卒業研究を実施します。フィールドを重視する観点から、国内外を問わず学外での学修成果を単位認定する制度を充実させ、弾力性のあるカリキュラムを編成しています。卒業研究のテーマは、学生が自らの問題意識によって設定し、学内外の専門家を検索し、自力で指導教員を見出し、指導を依頼することが求められます。
履修モデルとして,以下にカリキュラムマップを提示します。

21世紀プログラムカリキュラムマップ
入学者受け入れの方針【アドミッション・ポリシー】

 自ら今日的な諸問題を発見し、これらを解決するための課題を設定し、その解決をめざして学修する自主性があること。文系・理系にこだわることなく、広い分野の学修を進めながら関心の幅を広げ、総合的な探求能力を高めることによって自らの能力を最大限に発揮して行こうとする意欲があること。学問を深く学ぶための基礎的な能力を身につける努力をいとわず、積極的に学修を進める意欲があること。現代の政治・社会、歴史・文化、自然などに関する基本的知識を一定以上身につけていること。海外留学に必要な英語を含め、相当の語学力を身につける意欲があること。これらの学生像に照らし、主体的に学び考える能力を測定するために、教科融合型・総合型な課題に取り組む選抜を実施する。

1.求める学生像(知識、能力、適性等)
 学際的な教育プログラムのため、21世紀プログラムでの学修をめざす学生には次のことが期待されます。
・自ら今日的な諸問題を発見し、これらを解決するための課題を設定し、その解明をめざして学習しようとする自主性があること。
・文系・理系にこだわることなく、広い分野の学習を進めながら関心の幅を広げ、総合的な探求の能力を高めることによって、自らの能力を最大限に発揮して行こうとする意欲があること。消極的な意味で自らの専門を決めることができないというのではなく、あれもこれも学びたいという積極的な意欲があること。
・学問を深く学ぶために、必要な基礎的な能力を身につける努力をいとわず、積極的に学習を進めることができる意欲や能力があること。
・現代の政治や社会、歴史や文化、自然などに関する基本的な知識など一定以上の「教養」を身につけていること。特に戦後から現在までの現代の国内・国外の問題について関心があること。
・海外留学ができるための相当の語学力を身につけることに意欲があること。
このような意欲と自主性と一定の能力が何よりも強く望まれます。

2.入学者選抜の基本方針(入学要件、選抜方式、選抜基準等)
【AO 入試】

 本プログラムに応募する学生に求められているのは、単に「試験に合格する」ことだけを目的とした知識ではなく、大学入学後に徹底的に自己の能力を高めるための旺盛な好奇心と柔軟な思考力、そして21世紀のリーダーシップを担うための大きな志です。
 こうした能力や意欲を持った学生を選抜するため、本プログラムの入学者選抜は、大学入試センター試験を課さないアドミッションオフィス入試で行います。第1次選抜は、提出された調査書、志望理由書、活動歴報告書による書類審査です。その上で、第1次選抜合格者に対する第2次選抜は、2日間にわたって行われます。まず第1日目には、文系理系にとらわれない3つの講義を聴いて、レポートを書いてもらいます。第2日目の午前には、グループに分かれてその3つの講義に関して受験生同士の討論を行い、その上で午後は、いずれかの講義に関連したテーマを自ら設定し、まとめの小論文を書いてもらいます。この間、個人面接が行われます。すなわち、この選抜方法は本プログラムで入学した後の学修課程そのものを模したものであり、入学前の体験入学にもなるわけです。